【検証】適示開示投資 第一四半期の好業績を根拠に投資する 本州化学工業(4115)編
平成29年8月8日の第一四半期の決算短信を見て投資した
本州化学工業(4115)があります。
適示開示情報をもとに投資をして利益を得ることができるかどうか
を検証するべく、第一四半期の決算短信発表後に私が購入し、売却するまでの
流れを書いていきます。
目次
本州化学工業とは
ホームページによると
①ビフェノール(液晶ポリマー<LCP>原料)
②電子材料(半導体、液晶ディスプレー<LCD>の製造時に使用)
③トリメチルフェノール(家畜飼料用ビタミンE原料
④特殊ビスフェノール(特殊ポリカーボネート樹脂、特殊エポキシ樹脂原料)
の4事業をコア事業と位置付け、これらの製品を中心に主として情報・通信、自動車、医薬
などのニッチ分野向けに国内・海外において積極的な事業活動を展開しております。
第一四半期の決算短信の内容
前期と比べ、売上高が14%、営業利益が102.8%増加しております。
連結業績予想が売上高18,500、営業利益2,100ですので、数字を4倍しても
達成できる可能性は高そうです。
四季報の中間時の営業利益が1,200ですのでかなり高い進捗では
ないかと思いました。
投資のシナリオ
平成29年8月8日の第一四半期の増収、増益の発表がきっかけとなり、
株価上昇すると思って株を買う投資家が増えるのではないかと仮定します。
その株価上昇したところで株価を売却する戦略です。
平成29年8月8日のPTS
私はPTSで1,150円で500株と1,200株で300株購入しました。
ちなみに8月8日の終値は1,000円です。
株価の推移
8月9日は、前日終値より150円高い1,150円で始まりました。
高値は1,155円、終値は1,149円でした。
この時点では含み損です。
フライングして購入したのが失敗でした。
しばらく低迷、横ばいが続きますが・・・
8月下旬より上昇していきます。
8月22日に1,173円で300株を買い増し、
8月30日に1,312円で半分の500株を売却します。
また、信用買で、1,258円で100株、1,250円で200株
1,257円で400株、1,250円で500株、合計1,200株購入します。
そして8月31日に信用分1,200株売却します。
500株保有したまま9月に入ると初旬は低迷します。
9月5日は、1,112円の安値になり、
全株売っておけばよかったという気になります。
残りの500株は、9月12日に処分しています。
9月19日には1,430円をつけることになるのですが・・・
検証結果 収支は?
現物と信用で合計139,072円のプラスになりましたので、
適示開示情報の増収、増益を期待する投資家が増えたことにより
株価が上昇し、売却益を得ることができたと言えます。
現物分 +86,556円
信用分 +52,516円