高配当利回りの本質
高配当利回りの銘柄を調べてみました。
高配当利回り銘柄に投資する際は、
その高配当利回りの状況がずっと続くか重要となります。
高配当利回りを根拠として投資するなら、その状況がなくなれば
投資する理由がなくなるからです。
目次
高配当利回りではなくなる状況とは?
- 業績が低迷することによる配当額の減少又は廃止。
- 業績低迷しているが、過去の資産より配当を出していてそれが打ち切られる。
高配当利回りの会社は、成熟産業に多いと思います。
時価総額が低くこれから成長していく会社は、配当するよりそれを再投資
して収益を拡大して株価の値上がりをさせる方が投資家にとって良いからです。
高配当利回りの銘柄を四季報オンラインのスクリーニングで出てきた
上位3銘柄の配当利回りの会社を私なりの寸評を書いていきます。
KG情報(2408)
求人情報関連
時価総額 54億円
予想PER 31.57倍
実績PBR 0.72倍
スクリーニング上の1位。配当利回り5.77%。
2017年12月の決算が総合求人情報ARPAの
創刊30周年の記念配当30円があるため普通配当11.9円と合わせて
年間配当が41.9円あったことからランクインしています。
ただ、2018年はその記念配当がなくなると思われます。
スクリーニングは2017年の配当で算出されています。
チャートを見ると12月18日の権利落ち日に前日値より41円下がっていて
その後も下落基調となっています。
ゲンダイエージェンシー(2411)
パチンコ向けの広告会社
時価総額 83億円
予想PER 13.86倍
実績PBR 1.53倍
スクリーニング上2位。配当利回り4.52%。
現在株価533円で100株単位ですので、
少額で投資しやすい銘柄です。
パチンコ業界が斜陽産業となっているため、
売上高や利益は減少傾向ですが、きちんと利益を出して
25円~30円の配当を出している会社です。
ウェルネット(2428)
決済代行大手
時価総額 230億円
予想PER 40.37倍
実績PBR 2.58倍
スクリーニング上3位。配当利回り4.21%
昔に売買して儲かった記憶のある会社です。
株主思いな感じのよい会社という印象を個人的に持っています。
2014年~2016年は右肩上がりでしたが、2017年より業績が下落基調があり
株価も下がっている状況です。
1株益以上の配当をしているので、今後の業績回復を祈りたいとことです。
まとめ
冒頭でも述べましたが高配当利回りの投資は、
高配当利回り銘柄に投資する際は、
その高配当利回りの状況がずっと続くか重要となります。