高配当利回りの本質 来期予想の配当利回り4%超のベスト5を紹介
今期予想の配当利回りで前回行っていましたが、
今回は、来期予想の配当利回りをもとに高配当銘柄をピックアップしました。
四季報オンラインのスクリーニング機能で調べていきます。
来期予想なので予想通り進まないことも当然あり得ると思います。
本日時点で4%を超える配当利回りの銘柄は19銘柄あります。
そのうちベスト5の私見を書いていきます。
目次
高配当銘柄に投資する際は
その高配当利回りの状況がずっと続くか重要となります。
高配当利回りを根拠として投資するなら、その状況がなくなれば
投資する理由がなくなるからです。
また、配当が出ていても株価が大きく下落すると意味はないので、
株価が横ばいか増加していく銘柄を選ぶのがポイントだと思います。
高配当利回りではなくなる状況とは?
- 業績が低迷することによる配当額の減少又は廃止。
- 業績低迷しているが、過去の資産より配当を出していてそれが打ち切られる。
高配当利回りの会社は、成熟産業に多いと思います。
時価総額が低くこれから成長していく会社は、配当するよりそれを再投資
して収益を拡大して株価の値上がりをさせる方が投資家にとって良いです。
松井証券(8628)
ネット証券専業大手
時価総額 2,580億円
予想PER 23.30倍
実績PBR 2.70倍
スクリーニング上の1位。配当利回り4.92%。
IRによると2018年5月に創業100周年らしいです。
100周年の記念配当については実施の有無を検討中で、
実施する場合は2019年3月期を基準に行うと書いております。
記念配当を想定した基準で高利回りになっているようですので、
実際はどうなるかはわかりません。
大塚家具(8186)
家具小売り大手
時価総額 160億円
予想PER 赤字で算出不可
実績PBR 0.56倍
スクリーニング上の2位。配当利回り4.85%。
利益が赤字で配当をしている状況ですので、
そのような状況が長く続くと配当を出すのがしんどくなると思います。
赤字状況が脱却できるかがポイントかと思います。
貸会議室運営大手のティーケーピー(3479)と業務・資本提携を行っており、
ティーケーピー(3479)は大塚家具の6%強の大株主になっている模様です。
アイビー化粧品(4918)
高級スキンケアの化粧品メーカー
時価総額 269億円
予想PER 84.05倍
実績PBR 8.05倍
スクリーニング上の3位。配当利回り4.74%。
売上も伸びていて利益も出ていることもあり、
一時期株価10,000円を超えていました。
PBRが高い成長株は、四半期ごとに数字が伸びていなかった場合は、
叩き売られる傾向があります。その頃8,600円で買っていましたが、
適示開示情報の数字が伸びておらずその影響により
株価が下落したため損切しました。
利益が成長していけば株価は上昇すると思いますが、
逆であれば株価の下落は否めません。
アーバネットコーポレーション(3242)
投資用ワンルームマンションの専業
時価総額 86億円
予想PER 10.09倍
実績PBR 1.24倍
スクリーニング上の4位。配当利回り4.69%。
平成29年11月13日の第一四半期決算では、
売上高11%、営業利益14%で伸びております。
ただ、会社の連結業績予想では、売上高、営業利益共に、
減少という予想をされています。
不動産市場の市況の状況によるところが大きいため、
不動産業界の全体的にPERは低くなっています。
日産自動車(7201)
自動車大手
時価総額 48,496億円
予想PER 9.06倍
実績PBR 0.92倍
スクリーニング上の5位。配当利回り4.61%。
営業利益は減少していますが、今期は53円の配当が決まっています。
私はNISA保有している株です。
株価が赤字の水準の時もありましたが、今は利益が出ています。
時価総額もある大会社ですので大きな株価変動はないかなと思って投資しています。