ほくやく・竹山ホールディングス(3055)を買う
ほくやく・竹山ホールディングスの株を中長期投資で持つ覚悟で買いました。
この株は札証に上場している銘柄ですので、出来高が多いわけではありません。
目次
ほくやく・竹山ホールディングス(3055)とは?
北海道首位の医薬品卸のほくやくと、医療機器卸の竹山が経営統合した持株会社です。
時価総額 220億円
予想PER 12.20倍
実績PBR 0.47倍
予想配当利回 1.67%
売買単位 100株
株価 900円株主優待制度はありません。
株価売上高倍率(PSR)を調べると
220億円(時価総額)÷2,287億円(売上高)=0.096
時価総額が売上高の1/10以下という割安さがあります。
平成29年11月17日の適示開示情報によると
11月7日の適示開示情報では現金207億円、投資有価証券139億円
となっており、会社の保有している現金だけで時価総額並にあり、
投資有価証券を含めると時価総額以上に金融資産があり、
10,000円を5,000円で買うような割安な状況となっています。
中間決算では、売上高は1.3%減、営業利益は52.6%増となっています。
セグメント毎に見ると利益は、医療機器卸売事業が72%増、調剤薬局事業が254.5%増、
介護事業が25.1%増となっています。
11月の上方修正が出たこともあり700円台の株価は900円となっています。
運転資本から考える
100万円で仕入れた商品を仕入れ先に2か月後に支払う。
その商品を仕入れてすぐに売却して1か月後に代金を受け取る。
このような状況であれば、仕入れ先にお金を払っていないのに
商品代金を受け取っているので、売れば売るほどキャッシュが残ります。
逆に100万円で仕入れた商品を仕入れ先に1か月後に支払う。
その商品を仕入れてすぐに売却して2か月後に代金を受け取る。
このような状況であれば、売れば売るほどキャッシュが足りなくなります。
多くのキャッシュを持っていないと成り立たないと言えます。
売上債権や棚卸資産は現金に変わっていません。
買入債務は現時点では現金を支払っていません。
売上債権と棚卸資産の合計額が、買入債務より大きい場合は、
その差額が運転資本のキャッシュが必要となります。
運転資本 = 売上債権 + 棚卸資産 - 買入債務
運転資本は少なければ少ないほうがキャッシュにゆとりがあるといえます。
ほくやく・竹山ホールディングス(3055)の場合は、
買入債務の方が売上債権や棚卸資産の合計より大きいので、
売上が拡大していったとしてもキャッシュ足らずになりにくいと思います。
まとめ
PERやPBR、PSRが割安であるから株価が上昇するわけではないので、
一株純資産が1,971円なのでそれくらいになるまでじっくり待っておこうと思います。