シンプルに考える株式投資

何となく株式投資をするのではなく、投資戦略を立てて実行し資産を形成していくことを目的としています。 将来、配当金で生活ができるようにポートフォリオを組んでいきたいと思います。 ネタは、配当、株主優待、新高値投資、イベント投資、適示開示情報による投資(IR投資)などを書いていきます。

【優待新設】ファーストブラザーズ(3454)は株価上昇となるか?

【スポンサーリンク】

ファーストブラザーズ(3454)が株主優待制度を導入しました。
11月30日現在の株主名簿に記録された株主が対象となるそうです。

http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1518523

目次

優待の内容

①QUOカード

100株以上 QUOカード1,000円
1年以上継続保有 100株以上200株未満 QUOカード2,000円
1年以上継続保有 200株以上 QUOカード4,000円

②東京ガーデンテラス紀尾井町にあるイタリアンレストラン
サロットカンティコとリストランテインカンティーナお食事券
※今回限り 保有株式100株以上 

サロントカンティコ  お食事券1枚(ランチ5,000円分もしくはディナー10,000円分)
リストランテインカンティーナ  お食事券 2,000円分2枚

株価が1,085円です。100株単位ですので10万円台で購入できます。
10万円台前半で1,000円のQUOカードが貰えるのは少ないので、
優待だけ見れば良いと思います。

クロス取引を試みるも・・・

カブドットコム証券でクロス取引をしようと一般信用で売に出そうとしましたが、
できませんでした。
f:id:realestate80:20171007111442p:plain

SBI証券でも同様でした。
f:id:realestate80:20171007111622p:plain

優待新設をされると株価は上がることが多いが・・・

優待新設は株価が上がることは多いですが、
今回は、優待新設と同じタイミングで3Qの決算短信が出ています。

http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1518517

昨年と比べると売上高で-1.7%、営業利益で-32.2%となっています。
要因は、決算短信では、売却した投資案件の売却利益が少なかったと書いてあります。
また、投資案件の売却を行う時期により業績が大きく変動するとも書いています。

f:id:realestate80:20171007142523p:plain

3か月ごとの業績を見ていると、昨年同時期と比べると、
売上、利益ともに減少しております。
f:id:realestate80:20171007142903p:plain

会社予想の通期売上・通期営業利益から第三四半期までの売上・営業利益を引くと
通期の業績をクリアするのに第4Qの3か月でどれだけの数字が必要かわかります。

f:id:realestate80:20171007143916p:plain

売上高では第2Qでそれくらいの数字が出ていますが、
営業利益は投資案件の売却利益が高くないと達成するのは、
大変そうです。

PTSの反応は?

10月6日の終値は1,085円です。

PTS市場では、
17時5分では、950円(135円安)、
18時36分に、1,200円(115円高)、
終値は1,120円(35円高)でした。

f:id:realestate80:20171007144334p:plain

第三四半期の業績を見て悲観した売却した投資家。
株主優待のサプライズで上昇するだろうと予想した短期投資家。
両方の側面で株価は推移した感じに見えました。

会社が株主優待を導入した目的は、中長期で応援してくれる株主を増やしたいと
いう意図があると書いていました。
業績にブレが大きいので短期的には判断しないでほしいということのだと思います。
もちろん短期的な株価下落を和らげたい気持ちもあるかもしれません・・・

私は様子見ですが、数少ない11月の株主優待の銘柄であります。